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ベースライン移動とは
ベースライン移動とは、
ドプラ波形の基準線(ゼロライン)を上下に移動させる操作を指します。
ドプラ表示において、
血流方向や速度の見え方を調整するための重要な機能です。
ベースラインとは
ドプラ波形には、
基準となる横線があります。
これを
ベースライン(ゼロライン)と呼びます。
この線を境に、
- 上側 → プローブへ向かう血流
- 下側 → プローブから遠ざかる血流
として表示されます。
なぜベースラインを移動するのか
血流速度が高い場合、
波形が表示範囲を超えることがあります。
その結果、
エイリアシング(折り返し)
が起こります。
ベースラインを移動することで、
表示領域を片側に広げる
ことができ、
波形を見やすく調整できます。
ベースライン移動の効果
① 高速血流の表示改善
ベースラインを下げると、
上方向(プローブへ向かう血流)の
表示範囲が広がります
高速血流の観察に有効です。
② エイリアシングの軽減
ベースラインを調整することで、
波形の折り返しを減らすことができます。
ただし、
根本的な解決ではなく表示調整の一つです。
③ 波形の視認性向上
波形が画面内に収まるように調整することで、
測定しやすくなります。
注意点
ベースライン移動は、
- PRFの変更ではない
- ナイキスト限界は変わらない
という点に注意が必要です。
あくまで表示の調整であり、
物理的な制限は変わりません。
評価のポイント
波形が適切に表示されることで、
正確な計測が可能になります。
弁逆流や狭窄など、
高速血流の評価にも役立ちます。
また、
適切なベースライン調整は、
検査精度を高める重要な操作です。
まとめ
ベースライン移動は、
ドプラ波形の基準線を調整する操作です。
- ゼロラインを上下に移動する
- 表示範囲を調整できる
- エイリアシングの見え方に影響する
- 測定しやすさを改善する
ベースライン移動を理解することで、
ドプラ波形をより正確に読み取ることができます。












