「このまま今の働き方を続けていていいのかな」
「これからどんな分野を深めていけばいいんだろう」
「家庭や生活も考えると、今までと同じ働き方を続けられるか不安」
30代・40代になると、臨床検査技師としての働き方や、これから学びたいことについて考える機会が増えることもあります。
ただ、必ずしも「今すぐキャリアを変えなければならない」ということではありません。
大切なのは、今の仕事で感じていること、これからやってみたいこと、生活の中で大切にしたいことを一度整理してみることです。
この記事では、30代・40代の臨床検査技師がこれからの働き方を考えるときに、どんな視点で整理すればよいのか、学び直しを考えるときのポイントも含めて紹介します。
30代・40代になると、仕事への考え方が変わることもある
20代の頃は、目の前の業務を覚えることや、職場に慣れることに精一杯だった方もいると思います。
経験を重ねると、仕事そのものだけでなく、
- この先どんな分野に関わりたいか
- 今の勤務形態を続けられるか
- 家庭や子育て、介護とどう両立するか
- 夜勤やオンコールを今後どうするか
- もっと学んでみたい分野はあるか
といったことも気になってきます。
年齢を理由に焦るのではなく、「今の自分は何を大切にしたいのか」を考える時期として捉えてみると整理しやすくなります。
臨床検査技師の働き方は一つではない
臨床検査技師の仕事は、勤務先や担当分野によって大きく異なります。
たとえば、
- 病院で幅広い検査を担当する
- 健診施設で生理機能検査を中心に担当する
- クリニックで採血や心電図、エコーなどを担当する
- 検査センターで検体検査に携わる
- 教育や人材育成に関わる
- 特定の検査分野を継続して学ぶ
など、さまざまな形があります。
役職を目指すことだけがキャリアではありません。
専門分野を深めること、今の生活に合う勤務形態へ見直すこと、これまでと違う検査に挑戦することも、一つの選択です。
まずは「何が不安なのか」を分けて考える
「将来が不安」と感じても、その中身は人によって違います。
たとえば、
- 今の働き方を続けられるか不安
- 担当している業務に慣れすぎて、この先が見えない
- 新しい検査を学びたいが、きっかけがない
- ブランクのある分野をもう一度学びたい
- 勤務時間や夜勤を見直したい
などです。
「キャリアに不安」とまとめるより、何に迷っているのかを具体的にすると、次に考えることも見えやすくなります。
仕事そのものの悩みなのか、勤務条件なのか、学びたい分野なのかを分けて考えてみましょう。
これからの方向を考える4つの視点
① 今の分野をもう少し深める
現在担当している検査について、知識や実技をさらに学ぶ方法です。
たとえば、現在腹部エコーを担当しているなら、苦手な臓器や断面を見直す。
心電図を担当しているなら、波形の理解をもう一度深める。
今の仕事を続けながらでも、学び方を変えることはできます。
② 新しい検査分野を学ぶ
これまで担当していなかった検査に興味がある場合は、少しずつ学び始める方法もあります。
たとえば、
- 腹部エコー
- 心エコー
- 頸動脈エコー
- 甲状腺エコー
- 乳腺エコー
などです。
最初から担当できる状態を目指すのではなく、まず基本的な知識や操作に触れてみるところから始めても構いません。
③ 教育や院内での役割を考える
経験を重ねると、新人や後輩へ教える立場になることもあります。
自分ができることと、人に分かりやすく伝えることは別の技術です。
教育に関心がある場合は、日頃の指導方法や研修の組み立て方を学ぶという方向もあります。
④ 働き方そのものを見直す
仕事内容ではなく、勤務時間や夜勤、オンコール、通勤時間などを見直したい場合もあります。
その場合は、実技を増やすことだけが答えではありません。
自分が希望する勤務条件と、今の生活を照らし合わせて考えることが大切です。
「市場価値を上げるため」だけに学ばなくてもいい
キャリアについて調べると、「市場価値」「転職に有利」「年収アップ」といった言葉を目にすることがあります。
もちろん、求人によって特定の経験や資格が条件になることはあります。
ただ、学んだことがそのまま採用や給与、役職などの結果につながるとは限りません。
それよりも、
- 今の仕事で困っていることを減らしたい
- 興味のある検査をやってみたい
- 以前苦手だった実技を確認したい
- 今後担当する予定の検査を準備したい
という、自分自身の理由から学んでも構いません。
学び直しは、何か大きな結果を得るためだけではなく、「次にできるようになりたいこと」を確認するためにも使えます。
30代・40代からエコーを学び始めてもいい
エコーに興味があっても、
「今から始めても遅いかな」
「若い人の方が覚えるのが早そう」
「基本から聞くのが恥ずかしい」
と感じることがあるかもしれません。
ですが、エコーを学ぶタイミングは人によって違います。
未経験から始める方もいれば、以前少し経験した分野を学び直す方もいます。
大切なのは年齢ではなく、
- 今どこまで経験しているか
- 何を学びたいのか
- どの操作で困っているのか
- 職場でどのくらい練習できるのか
を確認することです。
エコーは「知識」と「実技」を分けて考える
超音波検査では、参考書や動画で学べる内容と、実際に手を動かして確認したい内容があります。
知識として学びやすいこと
- 解剖
- 正常像
- 超音波の基本原理
- 代表的な所見
実技で確認したいこと
- プローブを置く位置
- 角度・回転・圧
- 動かす方向
- 基本断面
- 計測
- 呼吸や体位変換
- ゲインやフォーカスなどの装置設定
動画を見れば操作のイメージは分かっても、自分の手元が合っているかまでは確認できません。
知識は自分で学び、自分の操作を確認したいところは実技で練習する。
学ぶ内容によって方法を分けると進めやすくなります。
SASHIでは、30代・40代からのエコー実技も相談できます
SASHI合同会社では、医療従事者向けにマンツーマンの超音波検査実技レッスンを行っています。
SASHIがキャリアの方向を決めたり、転職・昇進・待遇などの結果を保証したりするものではありません。
SASHIで行うのは、「エコーを学びたい」という目標に対して、今の経験とつまずきを確認し、必要な実技を一緒に練習することです。
たとえば、
- これから初めてエコーを学びたい
- 職場では見学中心で、自分でプローブを持つ時間が少ない
- 以前経験していたがブランクがある
- いつも同じ臓器や断面で迷う
- 今の職場で必要になった領域を確認したい
といった方も相談できます。
現在地を確認したうえで、プローブの位置・角度・回転・圧、基本断面、計測、装置設定、呼吸、体位変換など、必要な内容を実際に手を動かして練習します。
マンツーマンだから、自分のところで止まって確認できる
30代・40代になると、職場では教える側に回ることも増えてきます。
そのため、
「今さらこんな基本的なことを聞きにくい」
「経験年数があるのに、できないと言いづらい」
と感じることもあるでしょう。
SASHIのマンツーマン実技では、他の人と進み具合を比べる必要はありません。
同じ操作を何度確認しても、基本的な質問をもう一度しても構いません。
職場では立ち止まりにくいところを、学ぶ場では一度止まって確認できます。
キャリアに迷ったとき、SASHIができるのは「実技の整理」
「これからどの職場へ転職すればいいか」
「どの働き方が自分に合っているか」
といったキャリアそのものの判断は、本人が考えて決めていく部分です。
求人や転職条件については、必要に応じて転職支援サービスなど専門の窓口を利用する方法もあります。
一方で、
「次の職場で腹部エコーが必要になりそう」
「今のうちに心エコーの基本を確認したい」
「自分がどこまでできるのか一度見てもらいたい」
という実技の部分は、SASHIで一緒に整理できます。
将来を決める場所ではなく、決めた方向に向けて必要な実技を学ぶ場所。
それがSASHIの役割です。
まとめ|30代・40代だからこそ、「次に何をしたいか」を考えてみよう
30代・40代になると、仕事だけでなく、家庭や生活、体力、今後の働き方など、考えることが増えてきます。
だからといって、必ず転職したり、新しい資格を取ったりする必要はありません。
まずは、
- 今の仕事で困っていることは何か
- これからも続けたいことは何か
- 新しく学んでみたいことはあるか
- どんな働き方を大切にしたいか
を考えてみてください。
その中で、エコーを学んでみたいと思ったなら、今の経験から始めれば大丈夫です。
「やってみたい」を最初の一歩に、「うまくできない」を次の一歩に。
今の自分から、必要なことを一つずつ確認していきましょう。
復職・キャリアとスキルの不安を整理したい方へ
これまでの経験と今後の希望を伺い、必要な技術習得や学び直しの進め方を一緒に整理します。
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