「放射線技師でも大丈夫。エコーをできるようになるための勉強法」

公開: 更新: 約8分

「放射線技師だけど、エコーも学んでみたい」

「職場でエコーに関わることになったけれど、何から勉強すればいいのか分からない」

そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。

エコーを学ぶときに、最初からすべての領域を勉強する必要はありません。

まず考えたいのは、自分がなぜエコーを学びたいのか、どのような場面で使いたいのかということです。

目的が分かると、学ぶ領域や必要な実技も整理しやすくなります。

この記事では、放射線技師がエコーを学び始めるときの基本的な考え方と、勉強方法について紹介します。

まずは「なぜエコーを学びたいのか」を考える

エコーを学びたい理由は、人によって違います。

たとえば、

  • 現在の職場でエコーを担当する可能性がある
  • 希望する職場の業務にエコーが含まれている
  • 今後、超音波検査に関わってみたい
  • 以前少し経験したエコーをもう一度学びたい
  • 画像検査の一つとして超音波に興味がある

などがあります。

「エコーを勉強するなら、とりあえず腹部から」と決める必要はありません。

これからどのような業務に関わりたいのかを考え、そこから必要な領域を決めるほうが、学ぶ内容を整理しやすくなります。

未経験なら、基本から確認する

エコーを初めて学ぶ場合は、一連の検査をすぐにできるようにしようとせず、まず基本を確認します。

たとえば、

  • 超音波の基本的な原理
  • 観察する部位の解剖
  • 正常像
  • プローブの種類
  • 画像方向
  • 基本的な装置設定
  • プローブの基本操作
  • 基本断面

などです。

知識だけをすべて覚えてから実技に進む必要はありません。

基本的な知識を確認しながら、実際にプローブを持って画像と結びつけていくことが大切です。

放射線技師として学んだ解剖を、エコー画像につなげる

放射線技師は、CTやMRIなどを通して解剖や断面画像について学ぶ機会があります。

その知識は、エコー画像を理解するときにも役立つ部分があります。

ただし、CTやMRIなどの画像を見ることと、自分でプローブを操作して断面を描出することは同じではありません。

エコーでは、

  • プローブの位置
  • プローブの向き
  • 画像方向
  • 画面に見えている構造

を結びつけながら理解していきます。

すでに持っている解剖の知識を活かしながら、超音波画像の見え方を確認していきましょう。

「エコーがうまくできない」を細かく分ける

実技を始めると、「思っていたより難しい」と感じることがあります。

そんなときは、「エコーができない」とまとめるのではなく、何に迷っているのかを分けて考えてみましょう。

たとえば、

  • プローブの基本操作に迷う
  • 画像方向が分からなくなる
  • 目的の構造を見つけにくい
  • 基本断面を描出しにくい
  • 解剖と画面上の画像が結びつかない
  • ゲインや深度などの設定で迷う
  • 計測位置に不安がある

などです。

どこで止まっているのかが分かれば、次に確認する内容も決めやすくなります。

知識と実技を分けずに学ぶ

エコーは、参考書や動画だけで学べることと、実際にプローブを持たないと分かりにくいことがあります。

参考書では、解剖や原理、正常像などを確認できます。

動画では、画像の変化やプローブ操作のイメージを確認できます。

一方で、自分自身のプローブ操作は、実際に手を動かしてみなければ分かりません。

そのため、

  • 知識を確認する
  • 実際にプローブを持つ
  • 分からなかったところを整理する
  • 必要な知識をもう一度確認する

というように、知識と実技を行き来しながら学ぶ方法があります。

分からない操作は、実際に見てもらう方法もある

一人で練習していると、自分ではどこで迷っているのか分からないことがあります。

画像がうまく出ない理由が、知識なのか、プローブ操作なのか、装置設定なのか判断しにくい場合もあります。

そのようなときは、先輩や指導者などに実際の操作を見てもらう方法があります。

自分の操作を見てもらうことで、次に何を確認すればよいのか整理しやすくなることがあります。

職場で十分に練習できない場合もある

職場でエコーを学べる環境があっても、十分な練習時間を確保できるとは限りません。

たとえば、

  • 見学はできるけれど、プローブを持つ時間が少ない
  • 業務が忙しく、質問する時間を取りにくい
  • 同じ基本操作を繰り返し確認しにくい
  • 自分が苦手な部分だけを練習する時間がない

ということがあります。

そのような場合は、職場での学びに加えて、外部の実技研修を利用する方法もあります。

実技研修を選ぶときに確認したいこと

エコーの実技研修には、大人数のハンズオン、少人数研修、マンツーマンなど、さまざまな形式があります。

選ぶときは、

  • 自分が学びたい領域に対応しているか
  • 実際にプローブを持つ時間があるか
  • 自分の操作を見てもらえるか
  • 質問できる環境か
  • 現在の経験に合わせて内容を調整できるか

などを確認してみましょう。

「どこなら早く習得できるか」ではなく、「今の自分が確認したいことを練習できるか」という視点で選ぶことが大切です。

放射線技師がエコーを学ぶときの流れ

  1. エコーを学ぶ目的を整理する
    現在の職場で必要なのか、今後担当してみたいのかなどを考えます。
  2. 必要な領域を確認する
    自分が関わりたい業務に合わせて、学ぶ領域を決めます。
  3. 基本知識を確認する
    解剖、正常像、超音波の基本、装置設定などを確認します。
  4. 実際にプローブを持つ
    基本操作と基本断面を実技で確認します。
  5. 迷っている部分を整理する
    どの操作や内容で止まっているのかを確認します。
  6. 必要な練習を続ける
    職場での指導や実技研修などを利用しながら、少しずつ経験を重ねていきます。

放射線技師としてエコーを学びたい方へ

放射線技師として働く中で、「エコーも学んでみたい」と思うきっかけはさまざまです。

職場で必要になった方もいれば、今後担当してみたいと考えている方もいるでしょう。

大切なのは、何となくスキルを増やすことではなく、自分がこれからやりたいことと、必要な実技を結びつけることです。

未経験であれば基本から。

経験がある方なら、現在迷っている部分から。

今の自分に必要なところを整理しながら、学ぶ内容を決めていきましょう。

SASHIでは、放射線技師の方もエコー実技を練習できます

SASHI合同会社では、診療放射線技師を含む医療従事者向けに、マンツーマンの超音波検査実技レッスンを行っています。

たとえば、

  • これから初めてエコーを学びたい
  • 職場でエコーに関わる予定がある
  • プローブを持つ時間が少ない
  • 基本断面で迷っている
  • 自分の操作を一度確認したい
  • ブランクがあり、基本から見直したい

という方も受講できます。

レッスン前に、現在の経験やエコーを学ぶ目的、困っていることを確認します。

そのうえで、必要に応じて、

  • プローブの基本操作
  • 基本断面
  • 正常像
  • 装置設定
  • 基本的な計測

などを実際にプローブを持ちながら確認します。

マンツーマンなので、分からないところで止まったり、同じ操作を繰り返し確認したりすることもできます。

まとめ|放射線技師がエコーを学ぶなら、目的から考える

放射線技師がエコーを学びたいと思ったとき、最初からすべての領域を学ぶ必要はありません。

まずは、

  • なぜエコーを学びたいのか
  • どのような業務で使いたいのか
  • どの領域が必要なのか
  • 今どの程度経験があるのか
  • どこで迷っているのか

を整理してみましょう。

必要な内容が分かったら、基本知識を確認し、実際にプローブを持って実技を練習します。

「エコーができる放射線技師になる」ことだけを目標にするのではなく、自分がやりたいことに必要な実技を一つずつ確認する。

そんな進め方で十分です。

診療放射線技師として、エコー実技を学びたい方へ

SASHIでは、現在の経験や目的を確認しながら、必要なエコー実技をマンツーマンで練習できます。

「初めてなので基本から確認したい」

「職場で学んでいるけれど、実技時間が足りない」

「自分のプローブ操作を確認してほしい」

という段階からご相談いただけます。



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