Contents
ストレインレートとは
ストレインレートとは、
心筋がどれくらいの速さで変形しているかを示す指標を指します。
ストレインが
「どれだけ変形したか」を示すのに対し、
ストレインレートは
「どれくらいの速さで変形しているか」
を示します。
基本的な考え方
ストレインレートは、
ストレインの時間変化を表す量です。
つまり、
ストレインレート =ストレインの変化量 ÷ 時間
という関係になります。
単位は1 / 秒(s⁻¹)で表されます。
心エコーでの測定
ストレインレートは、
主に次の方法で測定されます。
- 組織ドプラ法(TDI)
- スペックルトラッキング解析
特に組織ドプラでは、
隣接する心筋速度の差から
変形速度を計算します。
ストレインとの違い
ストレインとストレインレートは
似ている概念ですが、
評価している内容が異なります。
ストレイン→ 変形の大きさ
ストレインレート→ 変形の速さ
この違いがあります。
臨床的な意味
① 心筋収縮速度の評価
ストレインレートは、
心筋がどれだけ速く収縮するかを
反映します。
心筋収縮力の評価に役立ちます。
② 局所心筋機能の評価
心筋梗塞や虚血では、
局所的に収縮速度が低下します。
ストレインレートは
その変化を検出するのに有用です。
③ 拡張機能評価
拡張期のストレインレートは、
心筋の弛緩速度を反映します。
左室拡張能の評価に
利用されることがあります。
初学者がつまずきやすい点
よくある誤解として、
- ストレインと同じ指標
- どちらか一方だけで十分
という理解があります。
実際には、
- ストレイン
- ストレインレート
を併せて評価することで、
より詳しい心筋機能評価が可能になります。
まとめ
ストレインレートは、
心筋変形の速度を示す指標です。
- ストレインの時間変化を示す
- 単位は s⁻¹
- 心筋収縮速度を反映する
- 局所心筋機能評価に有用
ストレインレートを理解することで、
心筋機能をより詳細に評価することができます。










