層流とは
層流とは、
血液が層状に整って流れている状態を指します。
正常な血流の多くは、
この層流の状態で流れています。
基本的な特徴
層流では、
血液は互いに混ざり合うことなく、
層(レイヤー)を保ったまま流れます
具体的には、
- 血管中心 → 流速が速い
- 血管壁付近 → 流速が遅い
という速度分布になります。
このような整った流れが、
層流の特徴です。
なぜ層流になるのか
血液は粘性を持つ液体であり、
通常は安定した流れを形成します。
特に、
- 血流速度が適度
- 血管径が一定
- 流路が滑らか
な条件では、
層流が保たれます。
乱流との違い
血流には、
- 層流(laminar flow)
- 乱流(turbulent flow)
があります。
層流では、
- 流れが規則的
- 速度分布が安定
一方、乱流では、
- 流れが不規則
- 渦が生じる
という違いがあります。
カラードプラでの所見
層流は、
カラードプラで次のように描出されます。
- 単一の色調
- 滑らかな色分布
- 均一な血流像
モザイクパターンは見られません。
臨床でのポイント
層流は、
正常な血流状態を示します。
血流が整っていることを意味します。
また、
- 乱流
- モザイクパターン
などの異常所見を
判断する基準にもなります。
血流評価では、
- 層流か
- 乱流か
を見分けることが重要です。
よくある誤解
色が一色なら必ず正常
層流はどこでも同じ
という理解があります。
実際には、
- 血流方向
- プローブ角度
- 設定条件
によって見え方は変化します。
まとめ
層流は、
血液が整って流れる正常な血流状態です。
- 血液が層状に流れる
- 速度分布が規則的
- カラードプラで均一に見える
血流評価の基礎となる層流を理解することは、
異常血流を見分けるための
重要な基礎知識となります。












