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なぜ意識したいのか:共感と問題提起
「ドクターがエコーする意味って本当にあるの?」
そう感じているあなたへ。
“技師に任せればいい”という医師は少なくありません。
ですが、実際には、医師によるエコーの指示があるかどうかで、
描出の質や診断精度が大きく変わることがあります。
今回は、医師のあなたに向けて、“ひと言”が診断をどう変えるのか、
その理由と具体的な関わり方をご紹介します。
技師に任せきりにすることで失われる精度
技師は高いスキルを持っていますが、
必ずしも臨床的背景を把握して描出しているとは限りません。
「胆嚢ポリープを精査したい」など、
医師からの意図があると、技師のアプローチが明確になります。
描出の方向性が変わることで、診断に必要な情報の質も向上します。
医師が関わるべき3つのポイント
- 検査前の意図共有
問診・診察所見をもとに「何を見たいか」「何を除外したいか」を伝えることで、技師の描出精度が上がります。 - 検査中のリアルタイム連携
気になる所見や描出タイミングを声に出すことで、その場で方向性を修正でき、診断に直結します。 - 結果後の具体的なフィードバック
「この画像が診断に役立った」など、技師に伝えることで次回以降の描出にも反映されやすくなります。
指示力を磨くには?
適切な関わり方を学び、エコー力を高めたい医師の方向けに、
SASHIでは以下のような研修を提供しています。
- 検査の目的整理と共有の練習
- 描出と診断をつなげるスキル習得
- 共通言語を整えるコミュニケーション演習
個別指導の形式で、実践的な内容を組み込んだプログラムをご用意しています。
まとめ:あなたの「ひと言」が診断精度を変える
ドクター エコーの現場では、技師だけに描出を任せていては、
診断精度に限界が出ることがあります。
ほんの一言でも、描出の精度や方向性は大きく変わります。
チームとして質の高い診療を提供するために、
あなたの関わり方を見直すことが重要です。
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