「このままでいいのかな」と、ふと不安になることはありませんか。
しばらく現場を離れていた。
今は別の業務が中心になっている。
以前できていたことに、少し自信がなくなっている。
そんなとき、「臨床検査技師として、この先どうすればいいんだろう」と考えることもあると思います。
でも、今すぐ大きくキャリアを変えなければならないわけではありません。
まずは、今できること、もう一度確認したいこと、これから学んでみたいことを分けて考えてみることが大切です。
この記事では、ブランクがある方や今後の働き方に迷っている臨床検査技師に向けて、学び直しを考えるときの整理方法と、エコー実技を学ぶときのポイントを紹介します。
「このままでいいのかな」の中身を分けてみる
将来への不安といっても、その内容は人によって違います。
たとえば、
- 以前できていた検査に自信がない
- 今の業務だけを続けていてよいか迷っている
- 新しい検査を学んでみたい
- 復職や転職を考えている
- 働き方そのものを見直したい
などです。
すべてを「キャリアの不安」とまとめてしまうと、何から考えればよいか分かりにくくなります。
仕事の内容なのか、実技への不安なのか、勤務条件なのかを分けて考えてみると、次に確認したいことが見えやすくなります。
ブランクがあっても、これまでの経験がなくなるわけではない
現場から離れていた期間があると、「もう以前のようにはできないかもしれない」と感じることがあります。
ただ、ブランクがあるからといって、これまでの経験がすべてなくなるわけではありません。
たとえば、
- 患者さんへの声かけ
- 医療現場での基本的な動き方
- 検査の流れ
- 解剖や検査に関する知識
- 以前担当していた業務の感覚
など、残っているものもあります。
一方で、装置操作や実技は、実際にやってみないと現在地が分からないこともあります。
「ブランクがある=ゼロから」と考えるのではなく、今どこまでできるかを一度確認してみましょう。
学び直すなら、まず「何をできるようになりたいか」を決める
キャリアに不安を感じると、「何か新しいスキルを身につけなければ」と焦ることがあります。
ですが、学ぶ内容を増やす前に、まず目的を整理してみましょう。
たとえば、
- 復職前に以前の実技を確認したい
- 今の職場で新しい検査を学びたい
- 次の職場で必要になる実技を準備したい
- 以前から興味のあったエコーを始めたい
- 今つまずいている断面だけ確認したい
などです。
「何か学ばなければ」ではなく、「次に何をできるようになりたいのか」から考えると、学び方も選びやすくなります。
エコーを学ぶことが、すべての人の答えではない
臨床検査技師の学び直しとして、超音波検査に興味を持つ方もいます。
ただし、エコーを学べば必ず転職に有利になる、給与が上がる、キャリアの選択肢が広がるというものではありません。
勤務先によって、求められる業務や経験は異なります。
そのため、エコーを学ぶかどうかは、
- 今後担当する予定があるか
- 希望する職場で必要なのか
- 自分が興味を持っているのか
- 学ぶ時間や環境を確保できるのか
などを見ながら考えます。
「評価されるから学ぶ」だけでなく、「自分がやってみたいから学ぶ」という理由でも構いません。
エコーを学ぶなら、最初から「一人でできる」を目指さない
エコーを学び始めると、「できるだけ早く一人で検査できるようになりたい」と考えることもあると思います。
ただ、「エコーができる」といっても、いくつもの段階があります。
- 装置の基本操作を理解する
- プローブの方向と画面の関係を理解する
- 基本断面を描出する
- 必要な計測を行う
- 患者さんによる見え方の違いに対応する
- 必要な画像を残す
- 追加で確認するポイントを考える
経験や練習環境によって、進み方も変わります。
最初から「独り立ち」を目標にするより、今の自分が次に確認したい操作を一つずつ練習していきましょう。
学び直しの3ステップ
① 今の自分を確認する
まずは、今の状態を書き出してみます。
- 現在できること
- 以前できていたこと
- 今不安に感じていること
- もう一度確認したいこと
- これからやってみたいこと
全部できないと考えるのではなく、できている部分と確認したい部分を分けます。
② 学ぶ範囲を小さく決める
「エコーをできるようになる」という大きな目標だけでは、何から始めればよいか分かりにくくなります。
たとえば、
「腹部エコーの基本操作を確認する」
「膵臓の描出を練習する」
「心尖部四腔像のプローブ位置を確認する」
というように、具体的にしてみます。
学ぶ内容が明確になると、必要な練習も整理しやすくなります。
③ 練習後に、次の課題を決める
一度練習しただけで終わりにせず、
- 今回できたこと
- まだ迷うところ
- 次に確認したい操作
を整理します。
「できた・できなかった」だけで終わらせず、次に何を練習するかまで考えることが大切です。
知識と実技は、行き来しながら学ぶ
エコーは、参考書や動画だけで完結する学習ではありません。
一方で、ただプローブを持つだけでも十分とはいえません。
知識として確認したいこと
- 解剖
- 正常像
- 超音波の基本原理
- 代表的な所見
実技で確認したいこと
- プローブを置く位置
- 角度
- 回転
- 圧のかけ方
- 動かす方向
- 基本断面
- 計測
- 呼吸や体位変換
- ゲインやフォーカスなどの装置設定
実技で分からないことが出たら知識へ戻り、理解したらもう一度操作してみる。
この繰り返しが、エコー学習では大切です。
「人より早く」ではなく、自分のつまずきを見る
ブランクがあったり、新しいことを学び始めたりすると、周囲と比べて焦ることがあります。
「早くできるようにならないと」
「今さらこんな質問をしていいのかな」
「経験年数があるのにできないと思われたくない」
そんな気持ちになることもあるでしょう。
ですが、実技の現在地は人によって違います。
同じ経験年数でも、担当してきた領域やプローブを持つ頻度は異なります。
周囲の進み具合より、自分がどこで止まっているのかを確認することの方が、次の練習につながります。
SASHIでは、今の自分から必要なエコー実技を確認できます
SASHI合同会社では、医療従事者向けにマンツーマンの超音波検査実技レッスンを行っています。
SASHIがキャリアの方向を決めたり、転職や待遇などの結果を保証したりするサービスではありません。
提供しているのは、「エコーを学びたい」「もう一度実技を確認したい」という方が、実際にプローブを持って練習できる場です。
たとえば、
- これから初めてエコーを学びたい
- 以前経験していたがブランクがある
- 職場では見学中心で、練習する時間が少ない
- 同じ臓器や断面で毎回迷う
- 次の職場で必要な実技を確認したい
といった方も相談できます。
現在の経験、目標、つまずいている操作を確認し、プローブの位置・角度・回転・圧、基本断面、計測、装置設定など、必要な内容を実際に手を動かしながら練習します。
マンツーマンの良さは、短期間で覚えることではない
マンツーマンというと、短期間で効率よく習得するための方法と思われることがあります。
でも、SASHIが大切にしているのは速さだけではありません。
「もう一度同じ操作をやりたい」
「基本的なことを聞き直したい」
「ここだけ何度やっても分からない」
そんなときに、他の受講者を気にせず自分のところで止まれることもマンツーマンの良さです。
同じ質問を繰り返したり、同じ断面を何度確認したりしても構いません。
うまくできないところを隠さず、失敗しながら確認できる時間をつくることを大切にしています。
キャリアに迷ったとき、SASHIが支えられるのは実技の部分
「この先どんな職場を選べばいいか」
「今の仕事を続けるか、転職するか」
「どんな働き方が自分に合っているか」
こうしたキャリアそのものの答えを、SASHIが決めるわけではありません。
求人や勤務条件について具体的に確認したい場合は、求人先や転職支援サービスなどの専門窓口を利用する方法もあります。
一方で、
「次の職場で腹部エコーが必要になりそう」
「今のうちに基本操作を確認したい」
「今の自分がどこまでできるのか知りたい」
という実技の部分は、SASHIで一緒に整理できます。
SASHIは未来を決める場所ではなく、決めた方向へ進むために必要な実技を学ぶ場所です。
まとめ|キャリアを「逆転」させなくても、次の一歩は始められる
ブランクがあったり、今の働き方に迷ったりすると、「何か大きく変えなければ」と思うことがあります。
でも、必ずしもキャリアを大きく変える必要はありません。
まずは、
- 今できること
- もう一度確認したいこと
- これから学んでみたいこと
- 今後担当したい業務
を整理してみてください。
その中で「エコーを学びたい」と思ったなら、その気持ちを最初の一歩にして構いません。
「やってみたい」を最初の一歩に、「うまくできない」を次の一歩に。
今の自分から、必要なことを一つずつ確認していきましょう。
復職・キャリアとスキルの不安を整理したい方へ
これまでの経験と今後の希望を伺い、必要な技術習得や学び直しの進め方を一緒に整理します。
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