「同じようにやっているのに、
なぜかあの人のエコー画像のほうがきれい…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
エコー検査は技術職。
経験や慣れはもちろん大切ですが、
実はちょっとした意識や動作の違いが
結果に大きく影響することも多いんです。
「なぜ自分はうまく描出できないんだろう…」
「何が足りないのか分からない…」
もしあなたがそう感じているなら、
今回お伝えする“エコー検査のコツ”がきっと役立つはずです。
ここでは、今すぐ現場で実践できる
検査を安定させるための具体的な5つのコツを紹介しますね。
Contents
姿勢とプローブの持ち方を見直す
まず最初に意識したいのが「姿勢」と「プローブの持ち方」です。
自分では気づかないうちに
肩に力が入っていたり、手首が不安定になっていたりしませんか?
プローブの圧が一定でないと、
画像がぶれたり、必要な情報が拾えなかったりします。
肘や小指を軽く固定しながら
手全体でプローブを支えるように意識すると、
安定した描出につながりますよ。
ベッド・患者さんとの距離感を整える
意外と見落としがちなのが、
ベッドや患者さんとの“距離感”です。
体をひねったままの姿勢や、
無理な体勢で操作を続けると、
画像を安定して出すのは難しくなります。
台の高さやベッドとの距離を調整して、
楽に動ける位置を見つけてくださいね。
検査する側が快適な体勢でいられることで、
集中力も保ちやすくなります。
プローブを動かすより“角度”を意識する
描出できないとき、
プローブを動かしすぎてしまうことってありませんか?
実は、横や縦に大きくスライドさせるよりも、
少し角度を変えるだけで見える範囲が変わることがよくあります。
特に腹部エコーでは、
角度の微調整が画質や情報量に直結します。
“動かす”のではなく“傾ける”意識。
これだけでも画像が安定するケースが多いですよ。
描出前に“ゴールのイメージ”を持つ
何を描出したいのか、
事前に明確なイメージを持っていますか?
ただ漠然とプローブを当てていると、
必要な部位を見落としやすくなります。
「肝臓のこの部分を観察したい」
「膵臓の尾部をしっかり見たい」
といったゴールのイメージを持っておくことで、
プローブの動きに迷いがなくなります。
これは描出の正確性と効率に直結する、
とても大切な考え方です。
一度で決めようとせず、反復を恐れない
最後にお伝えしたいのが、
“何度でもやり直していい”という意識です。
プロの技師でも、
一度で完璧な描出ができるとは限りません。
大切なのは、失敗を恐れず、
原因を考えながら何度も調整する姿勢です。
「何が見えていないのか?」
「どう角度を変えたら良いか?」
こうした思考と反復が、
結果的に技術の安定と自信につながっていきます。
上手くなる人は、地味なことを丁寧にやっている
「あの人はセンスがあるから…」
と感じることもあるかもしれませんが、
本当に上手い人ほど、
今日紹介したような“地味だけど大事なこと”を
丁寧に続けている印象です。
あなたも、ちょっとした視点の持ち方を変えるだけで、
これまでとは違う手応えが得られるはずです。
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もし「自分の癖を見直したい」
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