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コンベックスプローブとは
コンベックスプローブとは、
超音波振動子が弓状に配列されたプローブです。
画像は、
画面上部が狭く、
深部に向かって広がる形状で表示されます。
腹部を中心とした深部臓器の観察に、
最も広く用いられているプローブです。
画像の特徴
コンベックスプローブでは、
浅部では視野が狭く、
深部に向かって広がる画像が描出されます。
広い範囲を
一度に観察できることが、大きな利点です。
一方で、表在部の分解能は、
リニアプローブより劣ります。
使用周波数と特性
コンベックスプローブは、
中等度の周波数帯を使用します。
一般的には、
2メガヘルツから6メガヘルツ程度が
用いられます。
分解能は中等度で、
到達深度は深くなります。
そのため、
表在から深部までを
バランスよく評価できます。
主な適応部位
腹部臓器の観察が、主な用途です。
- 肝臓
- 胆のう
- 膵臓
- 腎臓
- 脾臓
また、
産婦人科領域や
泌尿器領域の評価にも
使用されます。
腹水の有無の確認など、
腹部全体のスクリーニングに
適しています。
ドプラとの相性
コンベックスプローブでも、
各種ドプラ法を併用できます。
カラードプラでは、
腹部血流の分布を確認します。
パワードプラでは、
低流速血流の描出が可能です。
スペクトラムドプラでは、
門脈や腎動脈などの
血流速度を評価します。
深部血管評価では、
PRFや角度調整が重要になります。
メリット
深部臓器の描出に優れています。
視野が広いため、
臓器全体を把握しやすい
という利点があります。
腹部検査における
標準的なプローブです。
デメリットと注意点
表在病変の
詳細な評価には適していません。
プローブの接触面が
カーブしているため、
局所的な密着が難しい場合があります。
リニアプローブとの比較
リニアプローブは、
高周波で表在評価に優れています。
コンベックスプローブは、
中周波で深部描出に適しています。
用途に応じて、
使い分けることが重要です。
実践的な使い方のポイント
腹部検査では、
まずコンベックスプローブを使用します。
深度は、
必要最小限に設定します。
ハーモニックを併用すると、
画質が改善することがあります。
表在病変が疑われる場合は、
リニアプローブに切り替えます。
まとめ
コンベックスプローブは、
腹部を中心とした深部臓器評価に
最適な標準プローブです。
中周波数で、
深部描出に優れています。
広い視野で
全体を把握できます。
表在評価には
リニアプローブが適しています。
検査目的に応じたプローブ選択が、
超音波検査の質を大きく左右します。












