リニアプローブについて

用語集

リニアプローブ

リニアプローブとは

リニアプローブとは、
超音波振動子が一直線に配列されたプローブです。

画像は、
画面上部から下部まで幅が一定の、
矩形状として描出されます。

表在構造を、
高い解像度で観察できることが、最大の特徴です。

画像の特徴

リニアプローブでは、
矩形の画像が表示されます。

表在部の空間分解能が高く、
皮膚直下の構造を
精細に描出できます。

一方で、
深部になるほど描出能は低下します。

使用周波数と特性

リニアプローブは、
高周波数帯を使用します。

一般的には、
7メガヘルツから15メガヘルツ程度が
用いられます。

分解能は高い反面、
到達深度は浅くなります。

そのため、浅い部位を
詳細に観察する用途に適しています。

主な適応部位

リニアプローブは、
表在構造の評価に幅広く使用されます。

  • 甲状腺
  • 乳腺
  • 頸動脈
  • 末梢血管
  • 皮下腫瘤や体表腫瘤
  • 筋や腱
  • 神経

これらの部位では、
形態評価だけでなく、
血流評価にも頻用されます。

ドプラとの相性

リニアプローブは、
ドプラ法との相性が良いプローブです。

カラードプラでは、
血流分布を把握できます。

パワードプラでは、
低流速血流の検出が可能です。

スペクトラムドプラでは、
血流速度を定量的に評価できます。

血管走行を、
超音波ビームと平行に描出しやすいため、
角度補正を行いやすい点も大きな利点です。

メリット

リニアプローブには、
多くの利点があります。

表在構造を
高精細に描出できます。

境界や内部構造の評価に優れています。

血管評価では、
定量性の高い測定が可能です。

デメリットと注意点

リニアプローブは、
深部臓器の評価には適していません。

そのため肥満例では、
描出が制限されることがあります。

他プローブとの比較

リニアプローブは、
表在評価に特化したプローブです。

コンベックスプローブは、
中等度の深さまで描出でき、
腹部臓器に適しています。

セクタプローブは、
深部描出に優れ、
心臓などの評価に用いられます。

それぞれの特性を理解し、
検査目的に応じて
使い分けることが重要です。

まとめ

リニアプローブは、
表在構造を高解像度で評価するための
基本的なプローブです。

高周波数で、
分解能に優れています。

甲状腺、乳腺、血管評価では
欠かせません。

一方で、
深部評価には不向きなため、
他のプローブと適切に使い分けることが重要です。

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