「この検査、加算できるんじゃ…?」
エコー検査を担当する技師として、そう思ったことがある方は多いはず。
診療報酬や保険点数の仕組みは複雑ですが、
その理解があるだけで、あなたの価値は大きく変わります。
なぜ「加算を理解する技師」が求められるのか?
- 現場での発言力向上:医師や事務職が見落としがちな加算機会を指摘できる。
- 病院収益への貢献:「再診加算できます」と一声伝えるだけで数百円、場合によっては千円単位で変わることも。
- 経営視点で評価される存在へ:現場の潤滑油であり、収益面でも不可欠な人材になります。
実際に加算される条件とは?
加算には、検査自体に加えて要件や届出が必要なものもあります:
- 胎児心エコー法診断加算(+1,000点):施設基準を満たした医療機関が対象。
- 訪問診療時エコー加算:訪問診療時に行ったエコーに限り算定可能(400点)。月1回まで。
- ドプラ法加算:心臓以外の断層エコーに併用した場合、150点追加。
- 造影剤加算:一定の条件下でプラス180点。
さらに、レセプト摘要欄への記載義務や、
画像や記録の添付要件などもあります。
「加算できます」と言えるようになるには?
- 点数表や通知の定期チェック:すべてを覚える必要はないが、自分が使う検査だけでも把握。
- レセプトの流れや院内マニュアルを確認:実践の場に活かせる制度を理解。
まとめ:「点数がわかる技師」になるという選択
- 自分の担当する検査の点数を調べる
- 加算要件を把握する(訪問・胎児・ドプラなど)
- 院内で「提案できる技師」を目指す
「それ、加算できますよ」と自信をもって言える技師こそ、
医療現場や施設経営にとって不可欠な存在です。
技術だけでなく診療報酬の視点を持つことで、あなたの価値は確実に高まります。
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